大阪フィルが600回定期で《ドイツ・レクイエム》、京都市響も
■キアロスクーロ・カルテット
7月5日(日)14:00 兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール(予定枚数終了)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第5番、第15番
7月3日(金)19:00 京都コンサートホール ムラタ 川口成彦(フォルテピアノ)共演の特別公演
ハーゲン・クァルテットさよならコンサート
7月3日(金)19:00 住友生命いずみホール
モーツァルト:弦楽四重奏曲第21番《プロシャ王第1番》、シューマン:弦楽四重奏曲第3番、
シューベルト:弦楽四重奏曲第13番《ロザムンデ》
■尾高忠明指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団 第600回定期演奏会
7月17日(金) 19:00 、18日(土)15:00 フェスティバルホール
吉田珠代(ソプラノ) 、青山貴(バリトン) 、大阪フィルハーモニー合唱団
ブラームス:《ドイツ・レクイエム》
■ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全曲シリーズ Vol.1
鈴木愛美〈走りだす、ベートーヴェン/彗星 8つの軌道〉
7月23日(木)19:00 住友生命いずみホール
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第5番、第20番《ソナチネ》、第4番、第32番
主に西日本の演奏会から紹介する。アリーナ・イブラギモヴァをリーダーに、ガット弦と立奏スタイルで知られるキアロスクーロ・カルテットが兵庫、京都に登場。来年が没後200年となるベートーヴェンの弦楽四重奏作品を取り上げる。京都公演では川口成彦(フォルテピアノ)とのシューマンのピアノ五重奏曲も。一方、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学で学んだ男女4人のきょうだいにより1981年に結成されたハーゲン・クァルテットは、45年の活動に終止符を打つ「さよならコンサート」を大阪と東京で開く。大阪公演では、シューベルトの《ロザムンデ》など。新旧の世界的な四重奏団を聴き比べてみたい。
「大阪4オケ」が今シーズン、相次いでブラームスの《ドイツ・レクイエム》を取り上げる。毎年春に同じステージで順に演奏し、交流と切磋琢磨を続ける4オケだが、今回の同一曲競演は偶然だという。7月に登場するのは尾高忠明指揮大阪フィル。第600回記念定期演奏会となる。続いて久石譲指揮日本センチュリー響は9月17・18日、山下一史指揮大阪響は10月23日、高関健指揮関西フィルは27年3月12日にそれぞれ演奏する。京都市交響楽団も7月5日に同曲を取り上げ、競演に加わる。こちらの指揮は鈴木優人。
浜松国際ピアノコンクール優勝の鈴木愛美が大阪・住友生命いずみホールでベートーヴェンのソナタ4曲のリサイタルを開く。記念イヤーの来年に向けて、8人のピアニストが2年間でソナタ32曲全曲を演奏する企画「彗星 8つの軌道」の第1弾だ。
阪哲朗指揮仙台フィル・山響合同オケでワーグナーをたっぷりと
■東北UNITED 仙台フィル×山響 合同演奏会2026
7月11日(土)15:00 東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)
阪哲朗(指揮) 仙台フィルハーモニー管弦楽団 、山形交響楽団
ワーグナー:楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》〜第1幕への前奏曲、R.シュトラウス:交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》、フンパーディンク:歌劇《ヘンゼルとグレーテル》〜前奏曲、ワーグナー:楽劇《ワルキューレ》〜 ワルキューレの騎行、歌劇《ローエングリン》〜第1幕への前奏曲、楽劇《神々の黄昏》〜ジークフリートのラインへの旅、同〜ジークフリートの葬送行進曲、歌劇《ローエングリン》〜第3幕への前奏曲
■ハーゲン・クァルテット with 北村陽(チェロ)
7月5日(日)19:00 ミューザ川崎シンフォニーホール
シューベルト:弦楽四重奏曲第13番《ロザムンデ》、弦楽五重奏曲
■ランチタイムコンサート Vol.140 近衞剛大(ヴィオラ)
7月27日(月)12:15 TOPPANホール
J.S.バッハ:シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より)、
ヒンデミット:無伴奏ヴィオラ・ソナタ
東北2大オケの合同演奏会は、昨年11月の山田和樹指揮による特別演奏会(ストラヴィンスキー3大バレエ組曲)が記憶に新しいが、今回は山響常任指揮者の阪哲朗がタクトを執る。びわ湖ホールの音楽監督としても成果を上げている阪が振る重厚なプログラムに期待したい。
ハーゲン・クァルテットのフィナーレが近づいている。世界最終公演ともなるTOPPANホールでの〈プロジェクト フィナーレ〉(6、7日)は完売。ここではシューベルト最晩年の作品、弦楽五重奏曲を演奏する7月5日に注目したい。チェロの二人目には北村陽が選ばれている(ベルリンやウィーンでのお別れ公演の同曲は、クレメンスの娘でチェリストのユリア・ハーゲンが務めた)。45年間に培ったハーゲンの芸術に日本の若手がどう溶け込むか。
北村に続いて、注目の才能を紹介。ヴィオラの近衞剛大はレオンコロ・カルテットのヴィオラ奏者近衞麻由の双子の弟で、曽祖父は近衞秀麿。ベルリン・フィルのカラヤン・アカデミーで研鑽を積んでいたが、昨年9月にオーディションに合格し、4月から2年間のトライアルで同団に入団した。ヒンデミットの無伴奏ヴィオラ・ソナタは楽しみだ。
最後にオーケストラ公演いくつか。東響は新音楽監督ヴィオッティの指揮で、ブラームス第3番とドヴォルザーク第7番という燻し銀名曲プロ(18、19日)。都響はマルッキでバルトーク《青ひげ公の城》演奏会形式(17、18日)。パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌2026は、上野通明がブリテンの《チェロ交響曲》を弾く19日のPMFホストシティ・オーケストラ演奏会他、楽しみな公演が満載。